Interview
社員インタビュー | 渡邉 世維子
患者さんの味方になれるよう、
共感力を磨いています
渡邉 世維子
2018年度入社
看護師

どんなお仕事をしていますか?
訪問看護師として患者さんのお宅にお邪魔をして、体調管理や暮らしぶりのヒアリングを行った上で適宜必要だと思われる支援をしています。
私が受け持っている患者さんは精神疾患を抱えている方が多いので、少しでも穏やかな気持ちで生活してもらえるような
サポートを行うことを心がけています。
その中で現実離れした妄想的なお話も多くうかがいますが、拒否や否定、ましてや現実に引き戻すようなことはしません。
患者さんが孤独を感じてしまわないように寄り添うこと、私自身も患者さんと同じ世界に入って会話をしながら
精神状態を把握することを意識しています。
わくわくで働くことを決めた理由はなんですか?
私の祖母が在宅看護を受けていた当時は、知識も資格もなかった私は、祖母の具合が悪くなったときに何もしてあげることができず
悔しい思いをしました。「地域には私と同じように悔しい思いをしている人がたくさんいる。だからいつかは訪問看護をやりたい」という思いが
私の看護師としての原点となっています。
そんなとき、以前勤めていた職場の先輩が訪問看護をメインとしたわくわくを立ち上げたと聞きました。
居ても立っても居られずすぐに連絡をしたというのが当施設で働くことになった理由と経緯です。
お仕事のやりがいはなんですか?
不安感が強く出ていると、どうしても感情的になったり話が長引く傾向がありますが、そういうときほど患者さんの抱える不安や孤独に
寄り添う姿勢が大切です。焦らず丁寧に向き合っていると徐々に気持ちが落ち着いてくるので、そうなったら切り上げてまた次回へとつなげます。
患者さんは”今この瞬間”がつらいのです。そこに寄り添ってあげることで、今抱えるつらさをケアするし、次の時間につながる思います。
小さな支えの積み重ねが患者さんのためになっている。患者さんが困っているときに力になれる瞬間にやりがいを実感します。
プライベートとの両立はどのようにしていますか?
プライベートでは、最近はギターを始めてみたり、推しを見つけたり “自分だけの時間”を設けるようにしています。
とはいえ、私の場合はプライベートと仕事を切り離して考えてはいません。どちらも自分の生活の中に当たり前に存在しているものだからです。
ただ改めて考えてみると、勤務時間内の出来事をあまり引きずらないようにはしていると思います。
プライベートの中で患者さんのことを考えることもありますが、これまでの経験上、良い解決策は患者さんと向き合っているときに
見つかることが多く、ひとりで考えていてもあまり有意義な答えは出てこないので、そういう点では気持ちの切り替えが大切だと感じています。